源頼家の妻つつじ(北香那)のモデル・辻殿は、どんな女性だったのか?【鎌倉殿の13人】

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。源頼家(演:金子大地)に念願の男児・一幡(いちまん)が誕生。その母親である“せつ(演:山谷花純。比企能員の娘・若狭局)”はとうぜん正室になれるものと思っていたところ、頼家はつつじ(演:北香那)に心を寄せてしまいます。

「女好きは我が嫡男の証し。実に頼もしいぞ」

なんて源頼朝(演:大泉洋)は言っていましたが、さすがに有力御家人である比企能員(演:佐藤二朗)の娘を愛妾(そばめ)に格下げするには、それなりの大義名分が必要です。

聞けば、つつじは源為朝(ためとも。頼朝の叔父)の孫娘であり、源氏の血統を受け継いでいるとあれば比企の文句を抑え込めます。

かねて比企氏を警戒していた頼朝はこれ幸いと頼家につつじとの結婚を認めるのでした。

……さて、このつつじのモデルとなっているのは辻殿(つじどの)。通称の「つじ」に一文字加えて「つつじ」と花の名前にしたのですね。とても素敵なネーミングと思います。

そこで今回は北香那さんが演じる“つつじ”こと辻殿の生涯をたどってみましょう。大河ドラマでどのようなアレンジがされるのか、比較して楽しむご参考にどうぞ。

2ページ目 公暁を生み、頼家の死後に出家する

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