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北方領土問題の歴史。ロシアの立場が国際的に揺らいでいる今だからこそ知っておう

北方領土問題の歴史。ロシアの立場が国際的に揺らいでいる今だからこそ知っておう

第二次世界大戦に乗じて不法占拠

しかし、第二次大戦末期の1945年8月9日、当時まだ有効だった日ソ中立条約に違反して対日侵攻し、日本がポツダム宣言を受諾した後の同年8月28日から9月5日までの間に北方四島のすべてを占領してしまいました。

当時4島にはソ連人は1人もおらず、日本人は4島全体で約1万7千人が住んでいましたが、ソ連は1946年に4島を一方的に自国領に「編入」し、1948年までに全ての日本人を強制退去させました。

現在に至るまで未解決

それ以降、今日に至るまでソ連、ロシアによる不法占拠が続いています。そして北方領土問題が存在するため、日露間では、戦後70年以上を経たにもかかわらず、いまだ平和条約が締結されていません。

したがって、このまま北方領土問題が解決をみないという事は、現在行われているウクライナ侵攻のような事が今後日本に対して100%起こらないとは言い切れない、という事でもあるのです。

 

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