広島などに寄贈された千羽鶴を再利用しスニーカーへと昇華。SPINGLE MOVE「SPM-1005」が新発売

Japaaan編集部

国内はもとより世界各国から平和への祈りを込め、広島や長崎などに千羽鶴が寄贈されています。その千羽鶴の数は広島だけでも毎年約1,000万羽(重さ:約10トン)にも及ぶそう。

この千羽鶴には人々が託した平和への祈りが込められていますが、広島市はこれらの千羽鶴の保管に困っており、保管に変わって人々の思いを別のかたちで昇華させるためのアイデアが、これまで色々と考えられてきました。

今回紹介するのは、寄贈された千羽鶴を再利用した生地をアッパーに採用したスニーカー、SPINGLE MOVE「SPM-1005」です。

開発をおこなったスピングルカンパニーでは、株式会社カミーノが進める折り鶴再生紙、折り鶴再生糸を活用した平和教育活動「ONGAESHプロジェクト」の取り組みに、広島の企業として深く共感。このプロジェクトに参画して商品を作りたいと打診し、今回のコラボレーション企画が実現しました。

色とりどりの折り鶴の写真をプリントしたSPINGLE MOVEのロゴ入り織ネームをベロ上部分に取付けて、デザインのポイントに。インソールには折り鶴をモチーフにしたカラフルなオリジナル柄をプリントし、コラボレーションの証としてSPINGLE MOVEとONGAESHIプロジェクトのロゴを入れています。

シューレースには天然素材である麻混の特注綿紐を採用・ライニングに使用した「COOL MAXIM/クールマキシム」は、防臭・抗菌・防カビ機能を持ち、吸汗性・拡散性にも優れた機能素材で、55%が使用済みペットボトルや繊維くずなどの再生素材から作られています。

織ネームの折り鶴の写真やインソールのデザインが際立つよう、サイドのフォクシングテープやアウトソールにはアッパーの生成り色と合わせて抑えた色味を選び、ビンテージスニーカーのような雰囲気になっています。

スピングルカンパニーでは初年度500足の販売を計画。色は「生成り」のみで。XS~XL(ユニセックス)の全7サイズ展開。

SPINGLE MOVE「SPM-1005」は2022年5月21日に新発売。価格は18,700円(消費税込)です。

 

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