「鎌倉殿の13人」逆賊にされ気の毒がすぎるぞ木曽義仲…第14回放送「都の義仲」振り返り:2ページ目
「京でお待ちしております」義経、ついに念願の出陣!
第10回「根拠なき自信」以来、ずっと活躍の機会に恵まれなかった源義経。今回ついに義仲討伐の先鋒を仰せつかり、欣喜雀躍たる様子が微笑ましかったですね。
今まで暴走に暴走を重ねてきたものの、兄・頼朝の役に立ちたい真心だけは人一倍であったことを思えば、喜びもひとしおというもの。
義経「兄上のために、全身全霊を傾けて戦い抜きまする!」
頼朝「黄瀬川のほとりでお前と再会してから今日に至るまで、じっくり2人きりで話したことはなかったな……戦から戻ったら、語り尽くそうぞ」
義経「いかにして義仲を倒したか、いかにして平家を滅ぼしたか。夜を徹して兄上にお話しする日を夢見て、九郎は戦って参ります」
まさしく喜びに胸を膨らませる様子は、実に見ていてじんとしました。この約束が果たされる未来を、果たして三谷幸喜は描いてくれるのでしょうか。
義経「京でお待ちしております」
大河ドラマ当局としては「義経ファンの皆様、大変永らくお待たせいたしました。これからお待ちかねの活躍シーンです!」と言ったところでしょうか。
ただ、当初は梶原景時(演:中村獅童)が総大将に推されていたところ、頼朝の一声で義経を指名した辺りが気にかかります。
頼朝「信用できるのは、最後は身内よ」
そういう態度が御家人たちの不満を募らせているのですが、後に義経と景時の対立にもつながっているのでしょう。
3ページ目 ついに謀叛か?頼朝に叛旗をひるがえさんとする御家人たち