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ロシア内部から破壊工作!スパイ活動で日露戦争を勝利に導いた軍人・明石元二郎の作戦

ロシア内部から破壊工作!スパイ活動で日露戦争を勝利に導いた軍人・明石元二郎の作戦

明石元二郎の作戦

日露戦争が始まると、明石は反ロシア政府勢力に資金援助を行い、妨害行為や反戦デモ、要人の暗殺などロシア国内で多くの事件を意図的に誘発させました。

さらに、1905年には「血の日曜日事件」と呼ばれる大きな事件が起こります。

圧政を続けるロシア皇帝に対して帝政を撤廃することや労働条件の改善を求めた数万人の民衆が、日露戦争終結を目的にデモ行進を敢行。

ロシア政府は軍を派遣しましたが鎮圧することはできず、軍側の発砲により多数の死傷者を出してしまう悲惨な事件となったのです。

血の日曜日事件は、ロシア全土に波紋を呼びストライキの拡大や反乱活動の活発化に影響し、ロシアは戦争を続けられる状況ではなくなりました。

この事件の裏では、元二郎が資金提供や集会を開くなど手を引いており、日露戦争終結への舵を切らせたと言っても過言ではありません。

 

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