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愛人の局所を切り取った?昭和初期に起きたショッキングな事件「阿部定事件」とは

愛人の局所を切り取った?昭和初期に起きたショッキングな事件「阿部定事件」とは

そもそも、阿部定とは?なぜ吉蔵と関係を持った?

阿部定は、畳店を営む家庭の末娘として生まれます。母親から特にかわいがられたという彼女ですが、15歳の時に悲劇に襲われます。それは、そのときに経験した大学生との初体験がレイプに近いものだったということ。

阿部定の事件は“純愛”などと考えられることもありますが、定は男性への憎悪もあったのではないかと推測する研究者もいます。また、境界性パーソナリティ障がいの疑いがあったのではないかと推察している精神科医もいます。

なお、阿部定と吉蔵のそもそもの接点は、吉蔵が主人をしていたうなぎ料理店「吉田屋」の女中として定が働き始めたこと。次第にひかれあい、関係を結んだ彼らは、待合を転々とし、荒川区尾久の待合「満佐喜」に流れ着き滞在していたそうです。

事件は映画化も

これまでご紹介してきた阿部定事件は、映画「愛のコリーダ」など芸術にも発展。日本とフランスの合同で制作され、メガホンは大島渚監督が取りました。

いかがでしたか?この記事が、みなさんが少しでも歴史に興味を持つきっかけになれば嬉しいです。

 

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