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「鎌倉殿の13人」上総広常を心服させた頼朝の将器…第7回放送「敵か、あるいは」振り返り

「鎌倉殿の13人」上総広常を心服させた頼朝の将器…第7回放送「敵か、あるいは」振り返り:3ページ目

北条時政(演:坂東彌十郎)

頼朝「そう言えば、舅殿。わしを置いて先に舟で逃げたらしいな……耳に入ってくるのだよ、そういうことは」

前回、頼朝を見捨てて逃げ出したことをチクリと責められ、武田信義(演:八嶋智人)への使者として再度甲斐国行きを命じられた時政。

正直気乗りはしないけど、負い目があるから仕方ない……今回はいいとこなしな印象ですが、次回以降の活躍に期待ですね。

藤原秀衡(演:田中泯)&源義経(演:菅田将暉)

ところ離れてここは奥州・平泉。兄・頼朝に加勢しようと出立する義経を、秀衡は優しく見送ります。

秀衡「九郎よ。どうせ止めたとて、行くのであろう」

義経「はい。だから止めないでください」

あぁ、秀衡が本当に義経を可愛がってきたことがよく伝わりました。他人事ながら「御館(みたち。秀衡)を心配させてはいけないよ。きっと無事で帰って来るんだよ」と願ってしまいますね。

BGMにドヴォルザーク「家路」を選ぶのも、実に心憎い演出でした。

終わりに

他にも平家の焦りや八重姫(演:新垣結衣)の父に対する絶縁宣言、頼朝の無事に喜ぶ政子たちなど、実に見どころの多い回となりました。

第8回「いざ、鎌倉」では、広常の加勢によって頼朝の武士団は一気に膨れ上がり、快進撃を始めます。

しかし、いかんせん寄せ集めであるため、御家人たちの内部では利害や感情が対立。予告編で「佐殿は、近ごろ調子に乗ってるんじゃねぇか」というセリフもあったように、頼朝の増長が気に入らない者もいるようです。

頼朝の側近として武士団のゴタゴタ解消に奔走する義時。実に前途多難ですが、こういう時こそ人間は大きく成長するもの。その姿を見るのが、来週も楽しみですね!

※参考文献:

 

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