【浮世絵で見る】いよいよ梅の見頃!江戸っ子を楽しませた亀戸と蒲田の二大梅屋敷:2ページ目
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東海道の旅人たちを癒した城南・蒲田村の梅屋敷
江戸城の南側 城南と呼ばれる地域に位置する蒲田にも梅屋敷が存在した。こ
の地は古くから梅林が広がり、梅干しの産地として有名であったが、旅の常備薬を販売していた薬屋がこの地に移転し、梅の木を植えて茶屋として開放したことで、名所として知られるようになった。
亀戸と二分する人気を誇ったこちらの梅屋敷は、東海道沿いという立地から梅見客だけでなく旅人たちも楽しませたことが想像できる。
明治時代にはこの名所が由来となり、梅屋敷駅が開業。また、昭和に入ると梅屋敷公園として整備され、現在も園内でたくさんの梅の木を楽しむことができる。
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