三越のショッピングバッグが刷新!友禅作家によるデザインに
三越のショッピングバッグが57年ぶりにデザイン変更されます。新デザインの登場は2014年4月1日。
呉服店として創業した三越が百貨店110周年を迎えたのを機に、赤、紺、青のおなじみの3色デザインから、人間国宝の友禅作家、森口邦彦さんが手がけた友禅訪問着の柄がベースの幾何学模様に変更されます。
2013年10月にはグループ企業である伊勢丹のトレードマークのタータンチェックも55年ぶりにリニューアルされています。
新デザインは伝統的な友禅の技法を用いて“たわわに実るリンゴ”を大胆な幾何学文様で表現した、“古典と現代の融合”が特徴となっています。三越が常に過去に捉われず、偏見のなく多様な価値を認め、絶対的価値を見出す自由を希求し、革新を繰り返すことで伝統をつくり上げてきた姿勢を、これからも示していくシンボルとなります。
今回リニューアルされるのは手提げ袋のみで、1950年から続く洋画家、猪熊弦一郎氏デザインの包装紙「華ひらく」は変更されません。
かつて三越社員だった漫画家の故やなせたかしさんが書いたショッピングバッグの中央に配置された「mitsukoshi」の文字は手提げ袋からは消えますが、包装紙で引き続き使われます。
包装紙「華ひらく」で包んで、新ショッピングバッグ「実り」に入れるというかたちで展開していくとのことです。
こちらはおなじみのショッピングバッグ。もうすぐさようならです。