不景気で専業主婦志向の女性が増加?でも「男は仕事、女は家庭」の歴史は意外と浅かった?
専業主婦志望の若い女性が急増!?
平成の終わり頃、「専業主婦志向」の若い女性が増えたと言われました。
2012年の「男女共同参画社会に関する世論調査(内閣府)」によれば、「男は仕事、女は家庭」という考えの人が51.6%に上りました。
20代に限定して見ると実に20ポイントも増えていることから、若い世代で特にその傾向が強まっていると言えそうです。
その理由としては
・仕事を続けながら家事も育児もやっていく自信がない
・結婚したら、家事や育児に専念したい。
・家事や育児を第三者に任せるのは避けたい
などが目立ちますが、そこまで明確な理由はなくとも「日本は伝統的に夫は外で働き、妻は家庭を守るということになっているから」と考えている人は、現代でも決して少なくはないようです。
筆者の同級生にも「専業主婦になってくれる女性でないと結婚できないな」「女子はみんなお母さんになって家庭に入るのが夢なんでしょ?」と公言していた男子学生が複数名いました。
しかし「専業主婦」が既婚女性の一般的なスタイルとなったのは、意外なほど最近のことだったってご存知ですか?
2ページ目 「働くのが当たり前」だった江戸時代までの日本人女性
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