戦国時代、弟に仕えた織田信長の兄・織田信広のあまり知られていない生涯【前編】:2ページ目
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父の死と家中の混乱
1552年に信長の父・信秀が死亡したことにより、織田家の家督を相続した信長。しかし、家中には反信長勢力が燻っていた。1556年には信長の実弟である信行が反旗を翻すが、信長が勝利している(稲生の戦い)。
信行反逆との関係性は定かでないが、信広自身も同年に信長に対して謀反を計画している。謀反の動機として、信秀の死によって弟の家臣として仕える事実に不満を抱いていた可能性や、信長との関係性に溝があった可能性などがいわれている。
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