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京都に残る旧色街「五条楽園」。ディープな遊郭・お茶屋の街からレトロで個性あふれる街へ【その3】

京都に残る旧色街「五条楽園」。ディープな遊郭・お茶屋の街からレトロで個性あふれる街へ【その3】

五条楽園に残るカフェー建築

色街の「カフェー」とは、一般的な「カフェ」ではなく、売春を目的とする「特殊喫茶」と呼ばれていたものです。

五条楽園のカフェーは、戦後に建てられたものがほとんどで、今も豆タイルやステンドグラスで彩られた洋風(看板)建築が残ります。

そんなカフェー建築や看板建築を再生したショップなどは、おしゃれなスポットとして注目を集めているのです。

五條製作所

たとえば、2014年にオープンした五條製作所は、若いクリエーターのアトリエ兼ショップになっている施設。昔の建築物をリノベーションしています。

五條製作所1階にあるショップ「モミポン」は、保存料などを使用しない材料や製法にこだわった調味料のお店。ステンドガラスを用いた洋風の設えがカフェー建築らしい雰囲気です。

五條製作所

UNKNOWN KYOTO

築100年以上の元遊郭建築をリノベーションし、宿泊施設やレストラン、コワーキングスペースにした「UNKNOWN KYOTO」。昔の建築物のよさと現代風のインテリアが融合したくつろぎの空間です。

五条モール

元お茶屋さんを改装した、小さなショッピングモール。1階の居酒屋を営む店主が、この地域の雰囲気を守りたいと運営することになったそうです。

お茶屋の面影が残る建築物の中で、個性的な雑貨やアートなどとの巡り合いが楽しめます。

五条モール

3ページ目 さまざまな歴史のつまった五条楽園

 

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