手洗いをしっかりしよう!Japaaan

なんと90歳を超えて挙兵! 戦国時代の武将「龍造寺家兼」のお家再興ドラマ【前編】

なんと90歳を超えて挙兵! 戦国時代の武将「龍造寺家兼」のお家再興ドラマ【前編】

龍造寺家兼の誕生と台頭

龍造寺氏中興の主とされる「龍造寺家兼」は、1454年、肥前国の国人である龍造寺氏13代当主「龍造寺康家」の五男として生まれた。

当時の龍造寺氏は宗家である「村中龍造寺」と庶家である「水ヶ江龍造寺(みずがえ)」の二家に別れていた。水ヶ江龍造寺家は、家兼の父である康家が隠居の地として水ヶ江に居を構えたことが始まりとされる。

家兼は水ヶ江龍造寺家二代目を継いだが、宗家である村中龍造寺家は内紛や当主の早逝で徐々に弱体化し、一門における家兼の存在感は増していったという。家兼は器量が大きく賢い人物であったらしく、弱体化した宗家を補佐する形で家内の実権を掌握した。

そして龍造寺家の主家である少弐氏の筆頭家臣の地位にまで上り詰めることとなる。この後、長老となった家兼の名を諸大名に轟かせたきっかけとなる戦が起こる。

【中編へ続く】

 

RELATED 関連する記事