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銭湯の桶にはどうしてよく「黄色のケロリン」のデザインが使われてるの?

銭湯の桶にはどうしてよく「黄色のケロリン」のデザインが使われてるの?

「銭湯」でよく見かけた「黄色いケロリン」の桶

皆さん、最近「銭湯」へ行ったのはいつでしょう?

最近は昔ながらの銭湯が激減しているといわれますが、都心部でも下町を散歩していると、時々銭湯を見つけ、懐かしい気持ちになります

そんな銭湯の中に入ると、浴場に黄色に赤い文字で「ケロリン」と書かれた、かなり目立つプラスチック製の桶が置かれていることがよくあります。

「ケロリン」とは?

「ケロリン」は、内外製薬の鎮痛薬の名称です。

子供の頃の筆者の家にも「置き薬」としてあり、頭が痛いときなどに飲まされた記憶があります。

その主な成分は、痛みや熱を抑える成分として知られるアセチルサリチル酸(アスピリン)と、調味料「シナモン」にも加工され、胃粘膜を保護する生薬「桂皮(けいひ)」に、頭の重い感じをスッキリさせる「無水カフェイン」を加えたものです。

その名の通り痛みが速く消えるということで、新発売となった1925(大正14)年から今に至るまで、時代を超えて利用されています。

あの『男はつらいよ』の寅さんも、カバンの中に『ケロリン』を持っていました(!)。

近年は、もともと顆粒だけだったケロリンに飲みやすい錠剤やカプレットの形状に改良されたものが発売され、より飲みやすくなっています。

2ページ目 なぜ「ケロリン」が銭湯の桶になったの?

 

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