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実は天守閣の裏側を守る重要な門だった「北桔橋門」 -皇居ランナー必見!江戸城の門を紹介5
東京のどのエリアからもアクセスが良く、オフィス街からも近い皇居外周路は、日本で最も有名かつ人気の高いランニングスポットのひとつとなっています。昨今のランニングブームもあり、皇居ランナーは年々増加傾向にあるのだそう。
皇居外周にはいくつかの門があり、距離の目安にもなっているようですが、さて、ランナーの皆さん、その門の歴史をご存知でしょうか。実は何気なく走りすぎている方も多いのでは?
しかしながら、スルーしていたあの門も、あの門も、元を辿れば400年の歴史を誇る江戸城の門なのです。門の歴史を知れば、走るのがもっと楽しくなるかもしれません。
北桔橋門(きたはねばしもん)
今回は、北桔橋門(きたはねばしもん)をご紹介します。今でこそほかの主要な門に比べて、知名度は若干控えめな印象を抱きがちな北桔橋門。しかし実をいうと、江戸時代には天守閣の裏側を守る役目を担っていた、防御の面でとても重要な門だったのです。
今は何の変哲もない城門の形態を呈していますが、当時はこの門は最重要視されており、実はもともと他の主要な門と同じく、高麗門と渡櫓門を備えた堅牢な枡形門でした。
その上、橋は名前の通りに桔橋になっていて、基本的には橋を跳ね上げた状態にしてあり、敵や不審者の侵入を未然に防ぐことができる構造になっていました。火事などの有事の際にだけ橋を下ろして渡れるようにしたというわけです。
現在でも、門の柱の部分に、橋を跳ね上げるために滑車をつるしたと推測される金具が残っています。
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