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タクシー運転手が「聖火リレーコース踏査隊」に?シルクロードの聖火リレーは可能か「いだてん」第42話振り返り:2ページ目
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陸路は断念して空路へ
結果的には、聖火リレーを陸路で、しかもシルクロード経由で行うという計画は変更となりました。踏査隊の報告によれば陸路走行はとても難しく、聖火リレーをするには困難であると判断されたのです。
踏査隊の旅は最初こそ順調でしたが、アフガニスタンに入ったころから問題が立て続けに起こりました。下痢・発熱といった隊員の体調不良、現地の治安の悪さから盗難にあったり、災害や現地の反政府運動で足止めを食らったり……。
車2台で6月にギリシャ・アテネを出発した踏査隊でしたが、シンガポールに到着したのは半年後の12月だったのです。
作中で森西が「“タクラマカン”はウイグル語で“帰れない場所”とか“死”を意味する」とまーちゃんに文句を言っていましたが、旅の辛さを如実に表していますね。ちなみに、「タクラマカン」とはウイグル語の、「死」と「無限」の合成語で、「永遠に生命が存在しえない場所」というニュアンスなのだそうです。
これで陸路は断念することになり、聖火リレーをシルクロード経由で行う案はお蔵入り。東京オリンピックでは空路で行われることになりました。
参考:Smart FLASH
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