華やかな妓楼の壮絶な裏側!江戸時代の遊女はどんな病気にかかりやすかったの?:2ページ目
当時はかかったら助からない「肺結核」
性病以外で遊女がよくかかった病気は、労咳(肺結核)でした。
2007年に放送されたドラマ「吉原炎上」でも、星野真里さん演じる花魁「白妙(雪乃)」が肺結核を患うシーンがありました。
新選組の沖田総司、幕末の志士・高杉晋作、作家の樋口一葉などの命を奪った病気でもあり、遊女だからかかりやすいというわけではありませんでしたが、当時はかかったら助からない病気でした。
遊女は多くの客を至近距離で接客する上に、栄養と運動不足が極端な生活を送っていたため、感染の機会が多く、また過酷な生活ゆえに悪化させるリスクも高かったと思われます。