これは超貴重!落語の神「古今亭志ん生」が動いてしゃべる幻の動画が鳥肌モン!:2ページ目
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「鰍沢」
幕末明治の名人、三遊亭圓朝が作ったとされる傑作。
日蓮宗の総本山、身延山へ父の納骨を済ませ、帰途に就いた旅人がひとり。運悪く帰りは大雪となり、吹雪で山中迷ってしまいます。藁をもすがる思いで歩き続け、ようやく見つけた粗末な猟師の家。
「ごめんください」
「はい」、答えたのは女の声。旅人は女にわけを話して、一夜の宿を借りる事になりました。お熊と名乗った女は、よくみるとぞっとするほどの美人で、旅人には見覚えがありました。
実はお熊はかつての吉原遊廓熊蔵丸屋の月の兎花魁で、旅人と一夜だけ共に過ごした事があったのです・・・。
思わず身を乗り出して聴き込んでしまうようなスリル溢れる超大作。「鰍沢」を演るのは難しく、歴代多くの名人が試行錯誤して演じてきました。在りし日の志ん生の貴重な「鰍沢」、他の名人の高座動画とも見比べながら、楽しんでください。
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