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戦国時代の泣ける友情…。黒田官兵衛と竹中半兵衛、2人の天才軍師の熱いエピソードを紹介!

戦国時代の泣ける友情…。黒田官兵衛と竹中半兵衛、2人の天才軍師の熱いエピソードを紹介!

2人の友情は子の世代まで続く

やがて時が流れ、両兵衛の子たちの時代になると関ヶ原の戦いが勃発します。その頃には松寿丸から黒田長政(くろだながまさ)となった長政は関ヶ原の戦いでは東軍に属していました。

そして、半兵衛の子で長政と幼馴染の竹中重門(たけなかしげかど)は西軍に属していましたが、長政の説得で東軍に鞍替えし戦います。

関ヶ原は竹中家の所領ということもあり、地の利を活かして長政は島左近を打ち取り、重門は小西行長を捕縛する大功をあげます。

そして、太平の世になると重門の庶子が福岡藩黒田家の重臣として重宝され、2人の天才軍師の絆はその後も断たれることはありませんでした。

最後に

戦国時代は裏切って裏切られての時代にも関わらず、2人のようにここまで相手を信頼し後世まで縁を繋げたのは非常に珍しいですね。

半兵衛が機転を利かしたのは官兵衛を認めていたからだと思います。それか官兵衛は絶対裏切らない自信があったのかもしれません。

友情なんてすぐに消え去る戦国の世でもこのような熱いエピソードがあると心が震えてしまいますよね。

参考:円道祥之著「戦国友情伝~戦乱が結びつけた!?男と男~」

 

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