戦国時代の泣ける友情…。黒田官兵衛と竹中半兵衛、2人の天才軍師の熱いエピソードを紹介!:2ページ目
救うぞ官兵衛!半兵衛が動く
官兵衛の帰りを待っていた織田陣営は何日経っても帰ってこない官兵衛に不信感をいだき始めます。何ヶ月経っても音信不通な官兵衛に信長は裏切ったと確信し、人質だった松寿丸の殺害を秀吉に命じました。
この時に動いたのが半兵衛で本当に松寿丸を殺害したか確かめる首実検で偽の首を信長に提出しました。そして、松寿丸は半兵衛の家臣の屋敷に密かに預けられました。
バレれば半兵衛の命もなかったでしょう。それでも官兵衛を信じてそのような行動に出た半兵衛は官兵衛の性格を誰よりも知っていたと考えられます。
官兵衛は幽閉されて1年後に有岡城落城と共に救出されます。そして、松寿丸も官兵衛のもとに戻されます。
官兵衛は半兵衛が機転を利かせて松寿丸を救ってくれたことに非常に感謝し、感謝の気持ちを忘れないように竹中家の家紋である「石餅(こくもち)」を代々使うようになりました。