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富士山の女人結界が解かれる以前に、男装をし女性で最初に富士山に登った「高山たつ」

富士山の女人結界が解かれる以前に、男装をし女性で最初に富士山に登った「高山たつ」

富士山で「女人結界」が解かれたのは1872(明治5)年のこと。しかし、それ以前に富士山の山頂に登った初めての日本人女性がいます。彼女の名前は「高山たつ」

彼女は、キリシタン大名として知られる高山右近の直系の親族ともいわれている女性で、もと尾張名古屋藩の奥女中だったと伝えられています。

彼女が富士登頂をしたのは1833(天保3)年のこと。不二道の開祖・小谷三志という人物の手引きで、男性5人と富士中宮に籠もったのち登頂したと伝えられています。たつはこのとき、わざわざ髷を結って男装までして登ったのだそう。

当時25歳のことでした。富士登頂後、たつは、男女平等を説き、富士山への女性登頂の道を拓くことにも尽力したそうですが、1876(明治9)年、64歳で亡くなりました。

高山たつが富士登頂を経験して得た境地とその後の活動は、確実に世の中に影響を与え、女性が何に臆することなく富士登頂ができるきっかけを作ったのです。

参考

 

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