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大波も北斎漫画も動く動く!葛飾北斎の絵をアニメーション化した動画がオモシロい!

大波も北斎漫画も動く動く!葛飾北斎の絵をアニメーション化した動画がオモシロい!

葛飾北斎にクローズアップした新たな大規模美術展「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」が開催され、ますます人気が高まっている葛飾北斎。

いよいよスタートだ!画狂老人・葛飾北斎にクローズアップした「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」が開催!

北斎好きの皆様、必見です。2019年も幕を開けて間もない1月17日より、葛飾北斎にクローズアップした新たな大規模美術展「新・北斎展 HOKUSAI UPDATED」がいよいよスタートしました。…

そんな北斎の絵を、アニメーション化した動画「Hokusai – An Animated Sketchbook」が話題を呼んでいます。

制作したのは、ゲームや映画など多くのアニメーション作品を手がけるTony Whiteさん。彼は動画のコメントにおいて、「この作品は私が初めて制作した、そして未だにお気に入りの短編アニメーション映画である」と述べています。

作品を見れば分かるように、Tonyさんの視線は、北斎の作品への敬意と愛情に溢れています。

北斎漫画も動く!

北斎漫画に描かれた多種多様の生物たち。蛾は忙しなく翅をはためかせ、バッタは現れたかと思うと勢いよく飛び上がり画面の外へ。カエルは長い手足で地をひょこひょこと這い、白鷺は凛とした姿で毛づくろい。

現代社会を生きる私たちにとってはもはや遠い存在となってしまった小さな小さな生き物たち。かつて、自然を愛する北斎によって丹念に描写された彼らは、Tonyさんの繊細な技術によってふたたび生命を吹き込まれました。

穏やかな風景

全体に流れる穏やかな雰囲気。

まるで「日本昔ばなし」のようなどこか懐かしいタッチで丁寧に描かれたアニメーションからは、目が離せません。北斎の代表、「グレートウェーブ」こと「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が、鐘の音に合わせて変化する様子も圧巻です。

神奈川沖浪裏に並ぶ北斎の代表作「富嶽三十六景 凱風快晴」も、背景の雲が移ろいゆく様子が描かれています。ゆったりした時の流れの描写が見事です。

皆さんも是非一度、ご覧ください!

 
 

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