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江戸時代に色を売っていた「夜鷹(よたか)」はとってもハード!下層社会の現実とは?
江戸時代、色を売る私娼は数多く々いましたが、夜鷹(よたか)もその一つ。下等の夜鷹には、主に貧しい家の女性が多かったとか。ほかにも、遊女上がりの者や生活に困っている老婆などがいました。進んで夜鷹になったのではなく、この仕事しか選択肢がなかったという女性が多かったことが窺えます。
年齢は、15、16歳から40歳くらいが多かったそう。しかし、中には70歳くらいの老婆もいたとか。どんなに暗い時間帯に出没するとしても、さすがに皺を白粉で塗りつぶす必要がありました。また白髪に黒い油を塗っているので、髪がまだらになっていることも。ちなみに夜鷹のことを、京都では辻君(つじきみ)、大坂では惣嫁(そうか)と呼んでいたそう。
雇い契約をした夜鷹は、抱え主にかなり吸い上げられました。ヤクザに守ってもらうこともあり、そうなると上納金が発生し、かなり稼がねばなりません。雨の日だって臨時休業します。多くの客をとろうと、必死でした。
ダントツで人気だった夜鷹は、「ひととせおかん」です。柳原土手のはずれで客をとっていた彼女は、なんと一晩で360人相手にしたといわれています。これが真実だとすると、12時間ずっと客に対応していたことになるわけで…。
客の数が多かったのは確かなのでしょう。客のあしらいやテクニックがきっと良かったのですね。
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