梱包材に使われた浮世絵が世界を驚かせた歴史を再現「浮世絵プチプチ」がグッドデザイン賞受賞
昨年10月にJapaaanでも紹介した酒瓶用の気泡緩衝材「浮世絵プチプチ」。
浮世絵が世界に広まるきっかけになった”梱包材”としての役割を再び「浮世絵プチプチ」
東京・六本木の東京ミッドタウンで2008年から毎年開催されている「Tokyo Midtown Award」受賞作品の商品化が新たに決定しました。2017年11月に登場を予定しているのは、『浮世絵プチプ…
2015年度のデザインコンペで準グランプリに輝き、「Tokyo Midtown Award」を受賞し商品化が決定した「浮世絵プチプチ」が、2018年度グッドデザイン賞と、2018日本パッケージングコンテスト「包装アイデア賞」を受賞しました。
浮世絵をなぜプチプチに?これには理由があります。
江戸時代、摺損じの浮世絵は日本から西欧諸国へ陶磁器を輸出するときに、緩衝材として使われていました。緩衝材として海を渡った浮世絵は当時のヨーロッパの人々にアート作品として大きな驚きを与え、ジャポニスム勃興のきっかけになりました。
そんな浮世絵の歴史を現代の緩衝材に蘇らせたのが「浮世絵プチプチ」なんです。ユーモアもありデザイン性も高いのでお酒を贈られた側も嬉しいですよね。海外観光客のギフトラッピングに使えば、江戸時代の浮世絵が辿った歴史の再現となるわけです。
通常、プチプチ使用後はとりあえず何度かプチプチしたらゴミ箱にポイですが、「浮世絵プチプチ」は気泡緩衝材でありラッピング袋でもあるので、再利用したくなるほどの価値があるのもポイント。
絵柄には「葛飾北斎 富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」「葛飾北斎 富嶽三十六景 駿州江尻」「喜多川歌麿 ビードロを吹く娘」の3柄の展開で、それぞれ1L〜1.8L用と500〜900ml用の2サイズが用意されています。