手洗いしっかりしよう!Japaaan

【豊臣兄弟!】愛ゆえの残酷な別離…「里芋が一番じゃ」の真意と、あさひの初陣に隠された夫婦の誓い

【豊臣兄弟!】愛ゆえの残酷な別離…「里芋が一番じゃ」の真意と、あさひの初陣に隠された夫婦の誓い

 
2026/10/20

大河ドラマ「豊臣兄弟!」40話『あさひの輿(こし)入れ』。

「長年連れ添った人との突然の別離」そして、「大切な人を生かすための苦渋の嘘」が描かれた回でした。

「豊臣兄弟!」第40回放送内容の話題は、以下の記事でもとりあげています。ぜひ合わせてご覧ください。

【豊臣兄弟!】あさひ&夫・吉成はその後どうなった?用済みとされた数正…史実での切なすぎる結末

徳川家康(松下洸平)から突きつけられた和睦の条件は「身内から妻を人質に差し出すこと」。豊臣秀吉(池松壮亮)は苦悩の末に妹あさひ(倉沢杏菜)と副田吉成(前原瑞樹)を離縁させます。はじめは拒絶する…

兄の政略のため強制的に離縁させられたあさひ(倉沢杏菜)と副田吉成・甚兵衛(前原瑞樹)の夫婦。

「出奔」して秀吉側についた石川数正(迫田考也)と徳川家康(松下洸平)の主従。

かたや「豊臣のため」かたや「徳川のため」、長年寄り添った深く愛する相手との別離はどれだけの痛みを伴うことでしょう。

けれど、“己を抑え相手を生かす”決断をしてくれたパートナーの決断を無駄にしないため、前に進まざるおえない。

それでも、夫婦・主従の「唯一無二の二人の絆は繋がっている」ことも表現されていました。

切ない別離が描かれた40回、あさひと甚兵衛吉成の夫婦の関係を、ドラマのストーリーと史実とともに振り返ります。

庭の桔梗が伝える夫婦の『永遠の愛』

お気づきになられましたか?

あさひが“最後の見納め”と眺めていた大阪城内の庭で、『桔梗の花』が咲いていたことを。

密かに城を出ていく甚兵衛と、覚悟を決めたあさひの両方を見送るように、薄紫の桔梗の花たちが揺れていましたね。

そして、場面は変わり、白無垢姿のあさひを出迎える徳川家康の遠江・浜松城の庭にも同じ桔梗の花が、花嫁を出迎えるように優しく揺れていました。

こんな印象的な暗示をされたら、気になって「桔梗の花言葉」を調べた人も少なくないでしょう。

あの青みをおびた薄紫の桔梗の花言葉は、『永遠の愛』『変わらぬ愛』。この言葉を見た瞬間、涙が止まりませんでした。

強制的に離婚させられたけれど、「永遠の愛」「変わらぬ愛」はずっと続く……そんな示唆を、清楚な桔梗の花が語りかけてくれたようでした。

ささやかだけれど、あさひと甚兵衛が真に互いを思い合っていることが分かる、粋な演出だったと思います。

2ページ目 『里芋が一番じゃ!』が伝える『変わらぬ愛』

 

RELATED 関連する記事