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【豊臣兄弟!】愛ゆえの残酷な別離…「里芋が一番じゃ」の真意と、あさひの初陣に隠された夫婦の誓い

【豊臣兄弟!】愛ゆえの残酷な別離…「里芋が一番じゃ」の真意と、あさひの初陣に隠された夫婦の誓い:2ページ目

 
2026/10/20

『里芋が一番じゃ!』が伝える『変わらぬ愛』

さらに、二人の絆の強さを伝えてくれたのは『里芋』でした。

婚礼の日。

白無垢姿のあさひに、家康は「この浜松には美味しいものがたくさんございます」と伝えます。

「では、まず里芋が頂きとうござりまする」と、物おじせずに即答するあさひ。

思わず怪訝な表情で、「ただの里芋でござるか?」と問う家康。

「はい。ただの里芋が一番じゃ!」と、あさひは花が咲いたような笑顔を見せたのでした。

『ただの里芋が一番じゃ』……「里芋」のセリフで締めくくるとは泣かせる。

天正地震のとき、あさひをかばい腕を怪我をした甚兵衛に、里芋を1個1個「あ〜ん」して食べさせていましたね。

『うまいのうぉ〜!これが一番じゃ』と、相好を崩して喜ぶ甚兵衛。

「夫のこれが一番」な里芋を、家康に所望し「ただの里芋が一番じゃ」というあさひの言葉には胸が詰まりました。

「ただの里芋」ではありません。

政略結婚の相手の家康に「わたしの甚兵衛が一番じゃ!」と笑顔で告げた、あさひの初陣……だったのだと感じました。

「家」のためお互いに決めた別離。けれども、長年寄り添った二人の愛は消えない。

もちろん「史実」ではこのようなやりとりがあったかどうかはわかりません。ドラマのフィクションでしょう。

けれど、「政略結婚で強制的に別れさせられた夫婦」の史実をモチーフに、それでも絆は消えないことを『桔梗』『里芋』で、表現した素敵な脚本だったと思います。

3ページ目 あさひの“史実”にはさまざまな説が

 

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