織田信長が薬草園を開いていた?戦国時代にはどんな薬が使われていたのか
みなさんは、戦国時代の薬、と聞いてどんなイメージを持ちますか?2020年の大河ドラマ「麒麟が来る」でも丸薬を作って貧しい人々に与えている「駒」という登場人物が出てきました。
そこで今回の記事では、戦国時代にどんな薬があったのか、また薬を取り巻く環境はどうだったのか、ということについて詳しくご紹介します。
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織田信長が作らせた「薬草園」
戦国時代の三英傑の一人、織田信長は伊吹山(現在の岐阜県・滋賀県の県境に位置)に「薬草園」を作らせたといいます。これは、ポルトガルからやってきた宣教師である、フランシスコ・カブラルのすすめだったとか。
この薬草園は50万平方メートルにもおよび、そこには西洋の薬草が約3000種類も栽培されていたそうです。
この薬草園について確かな記録はまだ見つかっていませんが、この伊吹山にのみ、イブキノエンドウ、キバナノレンリソウ、イブキカモジグサ、といったヨーロッパ原産の植物が自生しているため、有力な証拠となっています。
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