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フィクションのような、本当の歴史のはなし「いだてん」最終話 振り返り
「いだてん」第47話「時間よ止まれ」が放送されました。ついに最終回です。
第1話とリンクするようなシーンもたくさんあり、これまでの46話分を振り返りながら楽しめた最終回。第1話でも道路工事で渋滞にはまるタクシーが登場しましたが、最終回でも登場。しかし運転手だった森西さんは組織委員会にいます。
と、そこで登場したのが「いだてん」脚本を書いた宮藤官九郎さんです(笑)
最後の最後でのクドカン登場に、リアルタイムでSNSが沸きましたね。
嘘みたいな実話がもりだくさん
「いだてん」は大河ドラマでは珍しい近現代を舞台にした作品です。戦国時代の作品なんかは史料も少なく、創作の余地がたくさんありますが、近現代では残っている史料が多い分しばりもあったはずです。
しかし、事実は小説より奇なりというか、まるでドラマみたいな話が実際にたくさんあったというのが「いだてん」のおもしろいところでした。脚本家の宮藤官九郎さんは、そういったさまざまな面白いエピソードのいくつかをそぎ落とさねばならなかったことが大変だった、と公式サイトのインタビューで語っています。
最終回だけでも、「え、これってドラマの演出じゃないの?誇張じゃないの?」と思ってしまう実話エピソードがたくさんありました。
志ん生が開会式の際中に寄席で「富久」をかけていたこと。まーちゃんが開会式当日、国立競技場に一番乗りしていたこと。東龍さんが開会式直前にインドネシア選手たちのお見送りに行っていたこと。日本人で初めてオリンピックに出場した金栗・三島のように、たった二人でオリンピック初出場する国(コンゴ)があったこと(しかも陸上選手!)。閉会式当日に国名が変わった出場国があり、ちゃんと国旗も間に合ったこと。
第1話から振り返れば、数えきれないほどあるはずです。歴史って「こうだったらよかったのに」「もし○○だったら○○かもしれなかったのに」ともしもの話をするのも醍醐味ですが、「えっ、本当に○○だったの?」という驚きもあるからおもしろいですね。
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