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言葉は相手の為にこそ。山岡鉄舟が清水次郎長に教えられた真の「頭のよさ」とは?

言葉は相手の為にこそ。山岡鉄舟が清水次郎長に教えられた真の「頭のよさ」とは?

まとめ

自分は永年にわたり学問を修め、剣・禅・書などたゆまぬ精進を重ねてきた……そんな「高尚さ」に対して、無意識の驕りがあったことを、鉄舟は自覚させられたのでした。

智慧も知識も世のために役立てねば何の価値もないように、言葉は相手に伝わらなければこれまた無意味な呪文に過ぎない。

そう悟った鉄舟は、以来自らの学問や教養をひけらかすことなく、何事も「相手が理解できるように、意味が伝わるように」心がけたそうで、次郎長への手紙も平仮名が多く、シンプルな文言で書かれるようになったという事です。

常に自らを高めつつ、その高尚さに驕ることなく相手を思いやる鉄舟の精神は、現代に生きる私たちにとっても学ぶところ大と感じます。

※参考文献:黒鉄ヒロシ『清水の次郎長 上』

 

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