どんな大河も一滴の水から。多摩川138キロの源流「水干」の最初の一滴を求めて:3ページ目
まとめ
「水はありものなればとて、ただうがい捨てるべからず」
【意訳】たくさんあるから、と水を粗末にしてはいけない
※北条早雲「早雲寺殿廿一箇条」第四条 手水事
「水道をひねれば水が出る」そんなの当たり前に思うかも知れませんが、広い世界を見渡せば、水道が完備され、しかもその水が安全に飲めるという地域はごくわずかです。
そんな世界的に希有な「当たり前」を可能としているのは日本の約70%以上を占める山野の自然と豊かな生態系、それを守る人々の努力に他なりません。
長い歴史の中で日本人が培ってきた自然愛護と共生の精神を、次世代へと受け継いでいきたいものです。