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明治時代の水上バス?軍艦として活躍した蒸気船も明治に入り「一銭蒸気」として庶民の足に

明治時代の水上バス?軍艦として活躍した蒸気船も明治に入り「一銭蒸気」として庶民の足に

明治の水上バス「一銭蒸気」

随所に川が流れていたので「水の都」とも呼ばれていた江戸の町。江戸時代の頃から渡し舟が運航しており、庶民の足として広く利用されていました。

文明開化により、渡し舟は蒸気船へと変化。手漕ぎよりもスピードあり、多くの人数を乗せることができたため、東京の河川には手漕ぎの渡し舟ではなく、蒸気船が見られるようになりました。

明治18年(1885)に隅田川汽船株式会社が隅田川の吾妻橋~永代橋間で運航を開始。運賃は1区間1銭だったため、庶民からは「一銭蒸気」の名で親しまれました。ちなみに明治初期の1銭は現在の約200円。まさに現代のバスですね。

3ページ目 浮世絵から見える「一銭蒸気」

 

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