これは凄いゾ!約1700万件もの国内の膨大な美術品や貴重資料を横断検索できる「ジャパンサーチ」公開!
国立国会図書館が、同館や国立歴史民俗博物館、国立国語研究所、国立公文書館などが所蔵している資料データを連携して、データを一箇所でまとめて横断検索できる「ジャパンサーチ」を公開しました。
現在試験版として公開されている「ジャパンサーチ」では、36個ものデータベースを連携して目的のデータが探せるシステムになっており、27日現在で検索対象データ数は16,971,526件。
2020年までの正式公開を目指しており、今後は連携データベースを増やし、利活用を容易にするための機能を整備していくとのこと。
検索できるデータは日本絵画や水墨画などの美術品から歴史資料、書籍、公文書、放送データなど多岐にわたります。様々なキーワードに対する情報をより詳しく紹介する「ギャラリー」というコンテンツも用意されています。
検索にヒットしたデータの詳細には教育利用の可否、商用利用の可否、ライセンス形態などがわかりやすく明記されており、また、商用利用可のデータだけを検索できるようなフィルターも搭載されています。
「ジャパンサーチ」を通して日本が所有する多彩なコンテンツをオープン利用する上で、より良い環境を整えようという意向が反映されているのではないでしょうか。
これまで日本が所蔵する貴重資料を探すときには、様々な資料館、博物館のデジタルライブラリにアクセスし、それぞれ調べる必要がありました。また、メトロポリタン美術館をはじめとする海外の博物館のデジタルライブラリの検索が優れているので、そちらを活用していた人も多いでしょう。
ジャパンサーチによって、国内で所蔵する貴重資料の検索がかなり便利になりそうです。連携するデータベースは今後も増やしていく予定で、フィードバックも受け付けているようなので、今後のアップデートにも期待ですね。