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奇妙でグロテスクな画風が強烈!現代でこそ光る江戸の絵師・曾我蕭白に迫る

奇妙でグロテスクな画風が強烈!現代でこそ光る江戸の絵師・曾我蕭白に迫る:2ページ目

全ての作品において力強く勢いのある即興で描いたような雰囲気の画風かと思いきや、蕭白の画力は一筋縄ではいかないものがあり、精密に描こうと思えばどんな絵師よりも精密に、細やかな絵を描く事もできました。

あまりの画風の違いに素人では同一人物が描いたとは分からないほどですよね。ちょっ、めちゃくちゃ上手いやないかい、蕭白さん!

あまりの作品の多さにここでは紹介しきれませんが、蕭白の作品は美術史研究家で「奇想の系譜」著者の辻惟雄さんをして「悪趣味」と言わしめた「郡仙図屏風」(狂気じみた目をした気味の悪い仙人が美人に耳かきさせている場面がある絵)や、異様な風貌の鬼が描かれた「雪山童子図」など、多くの魅力的な作品に溢れています。

蕭白、奇想の系譜展に登場!

そんな彼の作品が、2月9日から4月7日まで東京都美術館にて開催されている「奇想の系譜展」にて多数出展されています。

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奇人変人の呼び声名高い天才絵師・曾我蕭白。まだ世間に広く知れ渡ってはいない彼の作品が大きな展覧会に集まるのはとても貴重な機会です。蕭白の作品の数々を、ぜひ皆様の目でお確かめください!

 

参考文献:辻惟雄「奇想の系譜」

 

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