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そんな理不尽な!しょうもない理由で改名させられた鎌倉幕府の御家人・北条時連のエピソード

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終わりに

言うまでもなく、名前とは人間の尊厳を表わす大切なもの。どんな親でも、我が子の幸せを願わずに名づける親はいないでしょう。

その思いを、いっときの酔狂で踏みにじればどうなるか。たとえその場は権力づくで黙らせられても、いつか必ず痛烈なしっぺ返しを喰らうことになります。

「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。人間の一方的な考え方で、これを雑草と決め付けてしまうのはいけない」

※入江相政『宮中侍従物語』より

かつて昭和天皇がそう仰ったエピソードは有名ですが、人間もまた、一人々々に名前=尊厳があって、それぞれに人生があり、大切な人がいることを認識すれば、少しは互いを尊重できる世の中に近づけるのではないでしょうか。

 

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