「赤白」ではだめなの?日本人はなぜ「紅白」にこだわるのか?:2ページ目
2ページ目: 1 2
中国語では、「あか」といえば、「赤」ではなく「紅」を使うようです。例えば「紅人」は人気者、寵児(ちょうじ)という意味。ご祝儀は「紅包」と呼ばれています。また、中国では紅は縁起良い色とされ、『好ましく魅力的な色』とされているようです。
一方、「赤」は「紅」に比べると「赤裸裸」「赤貧(貧しい)」などあまり良い言葉として使われないことも多いようです。
また紅白は、赤色が赤ちゃん、白色が死や別れを意味し、その2つの色を組み合わせることによって人生そのもの(人の一生=ハレの舞台)を表していることから、お祝いやおめでたい場に、紅白幕を使用するようになったと考えられています。
そういえば、日の丸も「紅白」ですね。いかがでしたか?日本人や日本文化に密接に関係している「紅白」。これからも大切に伝えていきたい日本の色彩ですね。
参考
- 「ルーツは源氏と平家? 紅白歌合戦が赤白でないワケ」NIKKEI STYLE
- 「紅白幕の由来」紅白幕JP
- 「紅白はなぜ縁起の良い色なの?その理由と由来とは?」日本文化研究ブログ Japan culture Lab
ページ: 1 2