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江戸時代のクックパッド?豆腐についてまとめられた江戸時代の書物「豆腐百珍」とは?

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この料理本、著者は、醒狂道人何必醇(すいきょうどうじん かひつじゅん)の戯号で著されているが、その正体は大坂で活躍した篆刻家の曽谷学川だと考えられています。

同著では、豆腐料理が以下のように6段階に分類され、それぞれ評価されています。

  1. 尋常品:どこの家庭でも常に料理するもの。木の芽田楽、飛竜頭など26品。
  2. 通品:調理法が容易かつ一般に知られているもの。料理法は書くまでもないとして、品名だけが列挙されている。やっこ豆腐、焼き豆腐など10品。
  3. 佳品:風味が尋常品にやや優れ、見た目の形のきれいな料理の類。なじみ豆腐、今出川豆腐など20品。
  4. 奇品:ひときわ変わったもので、人の意表をついた料理。蜆もどき、玲瓏豆腐など19品。
  5. 妙品:少し奇品に優るもの。形、味ともに備わったもの。光悦豆腐、阿漕豆腐など18品。
  6. 絶品:さらに妙品に優るもの。ただ珍しさ、盛りつけのきれいさにとらわれることなく、ひたすら豆腐の持ち味を知り得るもの。湯やっこ、鞍馬豆腐など7品。

『豆腐百珍』は、現在、翻訳・注釈されたものが新書として入手できるほか、人文学オープンデータ共同利用センターの日本古典籍データセットからも無料ダウンロードできます。

豆腐百珍 – 日本古典籍データセット

参考:福田 浩 松藤 庄平 杉本 伸子 『豆腐百珍』 

 

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