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初夢で七福神を見る方法?信心深い江戸っ子たちは元日から大晦日まで神頼みの日々
富士に行けない人のために「小富士」が築かれた
また、交通網が整い旅行しやすくなると、富士講・伊勢詣など、信仰のための旅行も盛んになりました。しかし、中には、老人・女・子供など富士に行きたくてもいけない人も…。
そんな人たちの役に立ったのが、富士を模した築山です。江戸近郊の農村・目黒には、本富士・新富士と二つの小富士が築かれました。ちなみに新富士の高さは四丈(約十二メートル)でしたが、眺めは絶妙だったそう。
神や死者の霊を呼び寄せる占い「梓巫子(あずさみこ)」
占いも、当時大人気でした。占いの本も豊富に揃っていて、手相や人相、夢占い、生年月日占いなど、実に様々。町にも大体占い師がいたそう。占い師は、先の見えない不安を抱えた江戸っ子にとって、進むべき道を示してくれる大切な存在だったのです。
珍しい占いでは、「梓巫子(あずさみこ)」というものがありました。これは、梓の木でつくった弓の弦を叩いて、神や死者の霊を呼び寄せる占いです。そして、言葉を代弁して吉凶を占うとのこと。ほかにも人相見、陰陽師など。科学や医学が発達していなかった江戸時代、医者にかかることもできない庶民にとっては、神頼みしかなかったのかもしれませんね。
参考文献:女子のためのお江戸案内、大江戸ものしり図鑑、図解落語入門
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