なぜこの名前に?不評の山手線の新駅名「高輪ゲートウェイ」。では1つ前の山手線の新駅はどこだった?:2ページ目
そもそも「ゲートウェイ」って何を意味しているの?
「高輪ゲートウェイ」は、「高輪」という地名に「出入口」という意味のある「ゲートウェイ」という外来語をプラスしてできた駅名です。
「そもそも地名に、敢えて『出入口』という単語を繋げた意図は?」
という疑問もわいてきますよね?
実は「高輪ゲートウェイ」という駅名は、
「古くから多くの人々の往来や交流があった場所であること」
「江戸の玄関口という役割を果たしたエリアのため、文字通り『ゲートウェイ』の機能を果たした場所である」
「羽田空港が近い場所のため『空のゲート』が近くにあり、更に隣駅の品川駅にはリニア中央新幹線も開業が予定されている」
などに由来しているのです。
山手線の既存の駅名とのバランスが良いとは言えず、世間でも大不評なこの駅名が敢えて採用された背景にも、実は
「既存の駅名と被ったり、似ていたりしてはいけない」
という複雑な事情があったのです。
参考:大不評の「高輪ゲートウェイ駅」。鉄道関係者が「予想どおり」と話すワケ
公募で上位に上がった「高輪」は、「白金高輪」や「高輪台」などの既存の駅名と一部が被っています。また「芝浦」も神奈川県内に「海芝浦」や「新芝浦」があるため、難しいとのこと。
もちろん、「高輪」と「芝浦」をくっつけて「高輪芝浦」とすることも、「新高輪」や「新品川」「高輪泉岳寺」などの駅名にすることも難しく、必然的に「地名+何かの要素を含む語」とした「高輪ゲートウェイ」のような駅名となったようです。