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いつの時代もお金大事…。宵越しの金を持たない江戸っ子も「サラ金」を利用していた

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3つ目は「烏金(からすがね)」。これは、日歩の利子で借りる高利の金ですが、夜明けに鳥が鳴く頃に返済するという意味で名づけられた制度です。「烏金」は、江戸時代の百科事典にあたる『嬉遊笑覧』でも紹介されており、貸付期間は一夜限りでした。

4つ目は、「百一文(ひゃくいちもん)」。これは、朝百文借りたら、夕方に一文の利息を加えて返済する制度で、棒手振りなど、その日に商いをする商人が、仕入れのために利用したようです。

こうしてみていくと、いずれも高利の短期金融でした。

また、いつの時代にも「闇金」は存在していたようで、「筆墨料(ひつぼくりょう)」などの名目で取った闇利息も横行していたようです。

お金がなくて首が回らなかった人々は、いつの世も存在していたようで、もしかしたら「闇金 ウシジマ君」みたいなどろどろした話も江戸時代にあったのかもしれませんね。

 

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