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江戸時代にはすでにゾウやラクダが来日、びっくり仰天な姿が見世物として大人気に!:2ページ目
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一方、文政4年(1821)に、オランダ船でアラビアから長崎にやってきたのは、雌雄一対のヒトコブラクダです。大坂でも江戸でも、見世物として大人気!
ラクダは疱瘡除けに効くと信じられていました。またラクダは夫婦仲が良い動物としても有名で、一目見ようと多くの人が押し掛けたとのこと。
当時平戸藩の藩主だった松浦静山もラクダに興味があったようで、自著「甲子夜話(かっしやわ)」の中で、ラクダが無事に江戸にたどり着くか案じていたとか。著名人の話題に上るほど、動物は騒がれていました。
文政8年(1825)には「駱駝(らくだ)之世界」という本まで出ているほど。現代のように動物園に行ったら動物に会えるという世の中ではなかったので、象やラクダなどに会えるのはとても貴重なこと。
動物にしてみると大変だったと思いますが、江戸の街じゅうを活気づけてくれたのは確かでしょう。
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