親字5万字、熟語50万語。世界最大級の漢和辞典「大漢和辞典」が遂にデジタル版をリリース!

Japaaan編集部

古今の辞書・文献を渉猟し親字5万字、熟語50万語を収録した漢和辞典「大漢和辞典」が「大漢和辞典デジタル版」として発売されることになりました。

「大漢和辞典」は1927年に作成が開始され1943年に1巻が発行。その後、2巻目発行の前に、東京が空襲にあい戦火で全巻の組置き原版を焼失してしまいます。しかし、著者である諸橋轍次氏が、いざという時のことを考え校正刷を3ヶ所に分けて疎開させていたことで、無事に大漢和辞典の作成を再開することができました。

そんな人々の苦労の末に出来上がった大漢和辞典は現在、全15巻。東洋文化の一大宝庫とも言える世界最大級の大辞典となっています。

普段の暮らしの中で大漢和辞典が必要になる機会はそうそうありませんが、大学や研究機関での研究、寺社での戒名選定や祝詞作成など専門分野においては様々な場所で活用されています。

今回発売されることになったデジタル版では、書籍では巻数にして13巻(索引2巻を除く)、ページ数にして1万ページを優に超える情報を、PC上で簡単に検索することができます。

検索に関して主な仕様はこちら。

研究や仕事で「大漢和辞典」を活用している人にとってはかなり魅力的なデジタル版。大漢和辞典は索引を使いこなすのが難しいと聞きますから、デジタル版の検索機能に期待を寄せている人も多いのではないでしょうか。

「大漢和辞典デジタル版」は11月28日(水)発売。9月10日より、特設サイトや書店で予約可能。価格は 13万円(税別)。2019年3月末まで発売記念特価として10万円(税別)となっています。

 

大漢和辞典デジタル版

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