え、これぜんぶエクセル!?Excelで描かれた日本の風景アート
最初にこれを見たときは目を疑いました。これ、全てエクセルで描かれているそうです。
もちろん、「エクセル」というのは、あの表計算ソフトのことです。表やグラフを作成する時につかうあれですね。それを、こんな素晴らしいアートに仕立て上げちゃうなんて。
描いているのは、長野県出身の堀内辰男さん。1940年生まれなので、お歳は70を超えています。
定年を目前に「新しいことがしたい」とパソコンを購入したそうですが、そこに最初からインストールされていたのが「エクセル」。エクセルで様々なグラフを作成している人の様子を見て、「これで絵が描けそうだ」と思ったそう。
で、描いてみたら、今では画家として活動するまでになっています。海外メディア「readwrite」などでも取り上げられており、世界的にも注目されるまでに。
誰一人として使おうと思わなかった道具(エクセル)を使い、そうとは思えないような美しいアートを作り上げている堀内さん。最近では、これまた70歳を超える男性が描いた「ワード絵画」が話題になっていました。
こうした美しく、意外性を持った作品から感じるのは、どんなものにも未知なる可能性があるということ。
IT技術が進化するなかで、数えきれない程のサービスが毎日生まれていますが、こうした昔から使われている既存のものを活用することで見えてくる発見もあるんだと思いました。
公式サイトでは、ちょっとした描き方講座も公開されています。エクセル達人のみなさま、毎日作っている表やグラフを、アートに変えてみるのもいいかもしれませんよ〜