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江戸時代のおしゃれ事情。シャンプーは10日に1回、洗髪は半日がかり!?:2ページ目
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髪を結うのは自分で
男性の場合、月代(さかやき)を剃ったり髷(まげ)を結うため、髪結床にお世話になっていましたが、女性は遊女以外は自分で結っていました。結髪時に使う油は、無臭の胡桃脂が上、胡麻油が下、伽羅油が高級品でした。
庶民にとっては、伽羅油はなかなか使えないものだったのでしょう。江戸の髪型といえば、頭頂部で2回折り重ねて結びとめるのが基本でした。といっても、女性はオシャレ大好き。衣服によって髪型が変わるのは、いつの時代も同じです。地味な格好のときは髪型も抑えたものになるし、ここぞというときは髪型も華やかに。
ちなみに、武家の娘は、現在の花嫁姿でも知られる文金高島田の島田髷でした。この島田髷だけでも数十種類あったそう。
髪飾りも、大事なポイントです。かんざしやくしをはじめとした様々なアイテムがあり、髪型が華やかになるにつれて髪飾りも華やかにしていたとか。文化・文政年間は、髪飾りが最も流行った時代。横幅7~8寸の大型の飾り櫛や、花の簪(かんざし)の先端に数筋の細い銀鎖を下げて、鎖の先に小さな花や鳥の飾りをつけた「びらびら簪」というものまで、登場しました。
髪を洗って、結って…と、女性がキレイな髪をキープするのは、かなりの重労働だったのです。それでも、オシャレのためなら!と頑張れるのが、女性なんですね、きっと。
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