「焼きそば」って和食なの?それとも中華なの?
縁日の屋台や、パーキングエリアの売店などでもよく見かける「焼きそば」。今では普通に見かけますが、そもそも「焼きそば」って和食と中華、どちらでしょう。
「焼きそば」は、中華面を野菜や肉と炒める麺料理。しかし、醤油やウスターソースをかけた「焼きそば」は、日本独自の発展を遂げた固有の料理です。ということは、発祥は中国、でも現在日本でよく食べられている「ソース焼きそば」は、日本生まれだということです。
では、日本の「ソース焼きそば」が生まれたのは、いつ頃でしょう。
「にっぽん洋食物語大全」という本があります。そこに『ソース焼きそばを、浅草焼きそばと呼ぶ人もいる』と書かれている通り、昭和10年代頃、浅草のお好み焼き屋では、焼きそばもメニューとなっていました。これからも分かるように、戦前には「焼きそば」は存在していたのですね。
また、昭和30年頃になると、子どものおやつとして定着しました。駄菓子屋兼焼きそば屋というのがあり、そこからも子どもに評判だったことが伺えます。それが、後に家庭でも食べられるようになりました。
日本独自の発展を遂げてきた「焼きそば」は、現在各地で「B級グルメ」として更に注目を集めています。今年の夏は、日本各地の「焼きそば」巡りなんて、いかがでしょう?
ぐるたび「ご当地焼きそば特集」→http://gurutabi.gnavi.co.jp/special/bkyu_gurumet/yakisoba.html