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古文書を元に復活!江戸時代に飲まれていた”飲むみりん”を再現した「美淋酎」

古文書を元に復活!江戸時代に飲まれていた”飲むみりん”を再現した「美淋酎」

戦国時代や江戸時代では、みりんは普通に飲みものとして親しまれていたというのは聞いたことがありますが、実際に”飲むみりん”を再現した「美淋酎(みりんちゅう)」が誕生しました!

この美淋酎は、安永元年から愛知県碧南市でみりん造りを行っている「九重味淋」がクラウドファンディングサイト Makuakeで支援を募っているプロジェクトで、既にSuccessとなっており期待のほどが伺えます。

九重味淋は創業245周年を迎える、現存するみりんメーカーとしては日本で最古のみりんメーカー。九重味淋には江戸時代の百科事典「和漢三才図会」が保管されており、その中に、江戸時代にみりんが飲むお酒として広まっていた「美淋酎」について書かれているページがあるそうです。

しかし美淋酎の製法に関しては詳しい記述がなく、アルコール度数もわからないんだそう。そんな情報が少ない状況の中で、こうじの出来具合、米の蒸し具合、熟成期間などなど、細かなことに気を配り製造を進めていったそうです。

美淋酎は調味料ではなく飲用としての適度な甘さ、アルコール度数、保存性などのバランスがとれたお酒で、”みりん”だけども”みりん”にあらず。調味料としての”みりん”しか知らない現代人からするとなかなか不思議なお酒ですね。

味わいは、お酒が苦手な人や女性でも楽しめる、米本来の甘みが感じられるお酒で、一番のお勧めは美淋酎を炭酸水で割り、生絞りのレモンを加えて飲むレシピとのこと。

江戸時代に飲まれていた”みりん”を再現した「美淋酎」。酒好きさんはもちろんのこと、グルメな人も、どんな食事とのマリアージュが良いか探りながら楽しめそう♪

クラウドファンディングのプロジェクトは既に目標金額に達していましが、まだ支援は受け付けていますので気になった方はチェックしてみてください!

 

日本最古のみりん蔵が再現!江戸時代飲まれていた「美淋酎」を味わってもらいたい! – Makuake

 

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