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時に斬新、時に無謀。ロック黎明期の「和」導入音源まとめ テイスト篇

時に斬新、時に無謀。ロック黎明期の「和」導入音源まとめ テイスト篇

最近、ロックなどへの和楽器や和テイストの導入、
または伝統的な和楽器演奏へのロックやポップのエッセンス導入が、盛んになってます。
これは、必ずしも今に始まったことではありません。
社会が大きな変化を迎えると「和」ものへの関心が高まるのか、
1960年代中盤~70年代前半頃、高度経済成長に沸く日本が全土で開発をしまくってた時代にも、
黎明期にあったロックやジャズのフィールドで「和」導入の試みは数多く行われました。
あるものは時代を超えて素晴らしかったり、またあるものは時代を超えてストレンジだったり。
そんな音源、YOUTUBEで聴けるものを並べてみました。温故知新の精神で、お楽しみ下さい。


まずは大定番から。フラワー・トラベリン・バンド の『SATORI Part.Ⅱ』。
祭り太鼓ドラムに、シタールみたいなギターが乗る、魔界。プロデュースは、内田裕也。
フラワー・トラベリン・バンド – Wikipedia


こちらも大定番、伝説のバンド・村八分の『水たまり』。
ボーカル・チャー坊は、万葉集から歌詞のヒントを得ていたとか。
村八分 (バンド) – Wikipedia


やはり大定番、ステージに鳥居を立ててた、外道『香り』。
暴走族相手にハードドライヴィングロックをぶちかますその姿、素敵。
外道 (バンド) – Wikipedia


上記の大定番組は、70年代前半の音源。
それ以前にも、「和」の心をロックへ導入した人は既にいらっしゃいます。
「エレキの神様」こと、寺内タケシ大先生。曲は『津軽じょんがら節』。
寺内タケシ – TERAUCHI TAKESHI OFFICIAL


津軽といえば、青森。青森といえば、寺山修二。
寺山修二といえば、天井桟敷。天井桟敷といえば、J・A・シーザー。
というわけで、過剰なまでに日本の土着テイストが爆発する『越後つついし親不知』。
J・A・シーザー – Wikipedia


J・A・シーザーと同じく凄いロンゲの人ばかり揃ってた、
ファー・イースト・ファミリー・バンドの、その名もずばり『日本人』。
かの喜多朗が在籍。他のアルバムタイトルは、『地球空洞説』とか『多元宇宙の旅』とか。飛んでます。
ファー・イースト・ファミリー・バンド – Wikipedia


こちらも「和」テイストというよりは、
宇宙テイストと呼んだ方がいいくらい飛んでる、マジカル・パワー・マコの『JUMP』。
飛びまくりゆえに時代を超え、30年以上昔の作品なのにジャケが普通に今風なのが、怖い。
マジカル・パワー・マコ – Wikipedia

かなり濃い目な音が多いですが、大丈夫でしょうか。
次回は新鮮だったり無謀だったりする和楽器導入音源、ご紹介。お楽しみに!

 

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