東京都上野の東京国立博物館・トーハクに、日本美術の最高峰とも言える名作たちが集まる特別展「名作誕生-つながる日本美術」が開催されることとなりました。
日本美術史上に輝く数々の名作たちは、それぞれにドラマを持って誕生し、語り継がれ、作り継がれてきました。名作誕生の陰には名作あり。美の遺伝子は脈々と受け継がれ、つながっているのです。
同展では作品同士の影響関係や時代背景に着目したキュレーションで展示。鑑真和上ゆかりの仏教美術から、雪舟、若冲らの代表作、古典文学から誕生した工芸品など、地域や時代、ジャンルすら超えた多彩な名作たちが12のテーマで紹介されます。
名作から名作へとつながっていく様子は、さながら美の家系図。絵師たちがどのようにして名作を生み出したのかが、詳らかにされます。同展は朝日新聞出版が観光する日本美術と東洋古美術研究誌『國華』の130周年と、朝日新聞の140周年を記念して開催されるもの。今回の展示には、国宝・重要文化財を含む約120件が集結するとのこと。ボリューム満点の展示は必見です。浮世絵の祖とも称される菱川師宣の代表作「見返り美人図」も登場しますよ。
名作誕生-つながる日本美術
会場:東京国立博物館
会期:2018年4月13日(金)〜5月27日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時※金曜・土曜は午後9時、日曜、祝日は午後6時まで
観覧料:一般1,600円(1,400円)大学生1,200円(1,000円)高校生900円(700円)※カッコ内は前売料金
公式サイト:特別展『名作誕生-つながる日本美術』