呑んでばっか(笑)江戸時代の下級武士のリアルな暮らしを記した絵日記がオモシロすぎる!:2ページ目
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絵日記に描かれるシーンは主に屋内なのですが、部屋に置いてある家具や小物類も細かく描かれている場面も多いので、そういった細かな部分からも生活臭が出てきているのでしょう。
それにしても酒飲みのシーンが多いこと。個人的にはそこがまた親近感があり惹きつけられてしまうのですが。下級武士と聞くと金銭面に苦労していたのではと想像しましたが、日記を見る限りでは食いぶちには困らない生活をしていたようです。
尾崎石城は副業として屏風や掛け軸などの絵の制作をおこなっていたそうで、この副業によって生活が潤っていたのでしょう。さらりと書いた絵日記でもここまで情景を伝える描写に富んでいるのは、副業とするほどの画力があったからこそでしょう。
現在、「石城日記」は慶應義塾大学文学部古文書室に所蔵されており、オンラインでも確認できますので是非チェックしてみてください。
画像出典:古文書室展示会 資料4:『石城日記』
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