「酒粕の甘酒」と「米麹の甘酒」を飲み比べてみた!成分の違いは?味や口当たりの違いは?:2ページ目
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香りの違いは?
そうは言っても、2種類の甘酒をひとたび容器から出してしまうと、見た目だけではどちらがどちらなのかはっきりとは分からず「利き甘酒状態」となってしまいます。
そこで、2つの香りを比べてみましょう。
米麹の甘酒の方には「香料」が含まれていますが、独特の香りはそれほど感じられません。はっきりと日本酒を思わせる芳醇な香りが感じられるのは、日本酒の醸造の過程で残る酒粕で作られた甘酒でした。
一方、酒粕の香りには若干クセがあり、これによって甘酒の好き嫌いが分かれるところです。
味や口当たりの違いは?
いよいよ、2種類の甘酒を実際に飲み比べてみました。当然と言えば当然かもしれませんが、香りと同じように「甘酒らしい」と感じられたのは、酒粕を使用した甘酒でした。
米麹の方は、素材独特のコクがありながら、スッキリした口当たりも合わせ持っているのが特徴です。
粒なしの米麹を使用しているということですが、時々米麹のツブツブ感が感じられることもあります。
見た目はあまり変わらない2種類の甘酒ですが、このように飲み比べてみると、味や成分には大きな違いがありました。
筆者の個人的な感想としては「飲みやすさなら米麹、芳醇な香りを楽しみたいなら酒粕」というところですが、どちらがおいしいと感じるかは好みが分かれるところであり、一概には断言できません。
自分はどちらが好みなのか、両方を飲み比べてみるのも楽しいかもしれませんね!
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