大震災と空襲の被害も免れる。地域住民に愛される横浜のご当地神社「水天宮平沼神社」:3ページ目
大震災と空襲の被害を免れた神社は、初詣の名所に
このことから分かるように、この神社は「水天宮」の正式な分社ではありません。しかし、水難除や火難除などに霊験あらたかな天御中主神(あめのみなかぬし)と、「壇ノ浦の戦い」で命を落とした幼い安徳天皇をお祀りする「水天宮」のご利益は、この神社にも同じように働いているようです。
実はこの場所には、関東大震災と横浜大空襲に見舞われながらも、焼け落ちることなく残るという奇跡が起こっていたのです。
毎年元旦には、周辺住民が初詣のため、日付の変わる前の深夜から神社の鳥居の前にズラリと並びます。境内ではお酒や記念品などが振る舞われ、初詣の行列は元旦の夕方まで絶え間なく続きます。
最近ではご近所の方だけでなく、インターネットで調べて遠方からやってくる参拝客もいるようです。ただこの神社は平成25(2013)年以降、御朱印対応をしていないとのこと。御朱印集めをしている方には少し残念ですね。
横浜 水天宮平沼神社 安産・水徳の神社
所在地: 神奈川県横浜市西区平沼2-8-20